記事検索はこちらで→
2019.05.09

ウイングトラベル

コスタクルーズ、アジア市場専用船新規投入

「コスタ ベネチア」就航、新規需要開拓へ

 イタリアの船会社であるコスタクルーズは4月にデビューした新造船「コスタ ベネチア」が処女航海の一環として4月29日に東京港に初入港した。同客船はコスタクルーズがアジア市場をターゲットとして初めて製造したクルーズ船で、今後中国を中心にアジアクルーズをこれまで以上に積極的に展開していく考えだ。コスタ ベネチアは東京港到着後、さっそくJTBが一隻チャーターを行い、ゴールデンウィーク中に8日間の台湾・鹿児島クルーズを実施。その後は上海に向かい、上海発着で日本を含めたアジア各地へのクルーズを実施することにしている。
船内はベネチアの街そのものとなっており、メインロビーはベネチアのサン・マルコ広場を、船内シアターはヴェニーチェ劇場をイメージしてデザインされた。このほか、ベネチアの職人たちが作った本物のゴンドラも船上に設置。VR映像を活用して、ベネチアの街をゴンドラで周遊する疑似体験ができるようになっている。このほか、イタリアのプロサッカーチームである「ユベントスFC」所属選手のサイン入りユニフォームなどが展示されている記念館も併設されている。

 

※写真=コスタクルーズがアジア市場専用船として投入した「コスタ ベネチア」