岩屋防相、北の9日発射は短距離弾道ミサイル

発射行為は安保理決議違反「誠に遺憾」

　岩屋毅防衛大臣は5月10日の閣議後会見で、北朝鮮が前日9日に発射した飛翔体が短距離弾道ミサイルだったと見解を示した。防衛省として、情報の収集・分析を行い、総合的に判断した結果だとしていて、着弾地点から「直ちに日本の安全保障へ影響する事態ではない」と、静観する姿勢。その上で、弾道ミサイルの発射行為は「関連する安保理決議に明白に違反するもので、誠に遺憾」と述べた。引き続き、米国・韓国との緊密な連携によって、対応していく構えだ。
　防衛省は、9日発射の飛翔体が短距離弾道ミサイルだとしたが、4日発射のものについてはまだ分析中であり、岩屋大臣は断定的にはいえないと説明した。ここにきて北朝鮮は、立て続けに何らかの飛翔体を発射していて、その意図については一部で、膠着している米朝会談を受けた米国への挑発という見方もある。しかし防衛省として現段階で断定的に話せない、と説明した。

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