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米国三菱航空機、レントンに本社移転完了
三菱航空機は去る5月10日、グループの米国三菱航空機を、米国ワシントン州レントンに移転することを完了した。新本社には設計や販売をはじめマーケティング、カスタマーサポートなど、主としてMRJの最終的な開発業務を担当するグローバルチームのメンバーが勤務しており、将来的な製品開発においても重要な役割を担うとしている。この移転については、今年4月の会見で三菱航空機の水谷久和社長が米国三菱航空機の本社機能をレントンに移転することを表明していた。
去る10日に開催したオープニングセレモニーで水谷社長は新本社の開設を喜びつつ、「新本社は北米のリージョナル機市場の重要性を背景に、グローバル組織の強化策の一環として移転したもの。機体の市場投入に向けて強力なチーム体制の構築を続けるとともに、次のステージに向けた準備を進めていく」と話した。
さらにこのセレモニーで、三菱航空機最高開発責任者(CDO)のアレックス・ベラミー氏は「北米のリージョナル機市場では今後、現在就航中の1800機を上回る需要を見込んでいる」とコメントしながら、