ウイングトラベル
タイフェス開催、観光・文化・食アピール
訪タイ日本人200万人へ緊密な関係を構築
今年で20回目を迎えた「タイフェスティバル2019」が5月11日と12日に代々木公園イベント広場で開催された。今年のテーマは「タイ知れば知るほど好きになる」。飲食店、物産、フルーツブース、NPO/NGOなどおよそ120店が出店したほか、タイ国政府観光庁(TAT)、タイ国際航空、エアアジアなども出店し、タイの観光情報を発信した。
開会式にはタイからドーン・ポラマットウィナイ外務大臣、バンサーン・ブンナーク駐日大使をはじめ要人が出席。日本からは宮越光寛内閣府特命担当大臣、関芳弘経済産業副大臣、鈴木憲和外務政務官らが列席した。
開会の挨拶に立ったポラマットウィナイ外務大臣は、日本の新天皇即位とタイの新国王ラーマ10世の戴冠式がほぼ同じ時期に行われたことについて触れ、「両国は新しい時代を迎える。今後も緊密な日泰関係を願う」と述べた。
日本市場でイサーン地方プロモーション強化
新規やMICE取り込みに旅行会社の力が必要
一方、TAT東アジア局長のティティポーン・マニーネート氏は弊紙らのインタビューで、改めて日本市場では東北部のイサーン地方のプロモーションを強めていく考えを示した。「食も含めたイサーン地方の伝統的な生活文化は自然であり、素朴であり、そして健康的。そのテーマは日本人旅行者にニーズに合う」と強調。
TATではグローバルでもイサーン地方のアピールしていく考えだが、同地方が持つ特徴が特に日本人の趣向に合致することから、日本市場で先行的にプロモーションを展開している。
また、マニーネート氏は「日本人は文化に対して繊細な感受性を持っている」としたうえで、「イサーンの観光素材を紹介するだけでなく、それぞれの背景にあるストーリーを伝えるコンテンツマーケティングに力を入れていきたい」とした。
※写真=第20回タイフェスティバル開幕のテープカット
※写真=TAT東アジア局長のティティポーン・マニーネート氏
※写真=今年も多くの来場者を集めたタイフェスティバル