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陸自LR-2の偵察能力向上の改修へ
映像伝送装置と赤外線暗視装置を搭載
防衛装備庁は先頃、陸上自衛隊のLR-2連絡偵察機の偵察能力を向上するため、映像伝送装置搭載の機体改修をジャムコと、搭載用の赤外線暗視装置の輸入を三井物産エアロスペースとそれぞれ契約した。LR-2は連絡偵察機という機種名で導入されたが、偵察機材は胴体下にポッド外装する光学写真カメラのみで、画像伝送機能がないため偵察用としての活用機会が少なかった。しかし、陸自唯一の固定翼機として速度と航続性能を活かすため、画像情報収集能力を強化することになり、2018年度予算から事業が着手された。
※写真=映像伝送装置、赤外線暗視装置が搭載されることになる陸自のLR-2連絡偵察機。写真の機体は胴体下面にカメラポッドを取り付けて飛行する第1ヘリ団連絡偵察飛行隊の機体