ウイングトラベル
TAT、日本人の富裕層旅行市場開拓を強化
旅行会社向けのセミナー・商談会を開催
タイ国政府観光庁(TAT)は5月17日、都内ホテルで富裕層旅行市場をターゲットとした旅行会社向けのセミナー・商談会「アメージング・タイランド・ラグジュアリー・ロードショー2019」を都内ホテルで開催した。当日はTAT本局からタネース・ペッスワン副総裁(マーケティング・コミュニケーション担当)を始め、現地の宿泊施設や観光関連施設など18社の関係者が来日した。
TATは今年の日本人訪問客数を前年比9%増の180万人を目指している。そうした中で若年層、女子旅、スポーツツーリズムなどとともに、観光消費額の増加に直結するラグジュアリー市場向けのプロモーションも強化。特に「タイらしさ」の体験を軸足に置いて、非日常の世界を体験できる旅行素材を積極的にアピールしていく方針だ。
セミナー冒頭でタネース副総裁は、昨年タイを訪問した日本人旅行者が165万人となったことを紹介した上で、TATにとって日本はクオリティーマーケットの1つとして重要視している点を強調。そうした中で日本市場においても、ラグジュアリーに関する旅行商品群を強化していきたい考えを示した。
タネース副総裁のあいさつに続き、東京事務所の藤村喜章マーケティングマネージャーがラグジュアリー関連の観光素材を中心としたタイ観光における最新情報の説明を行った。
藤村マネージャーはTATが現在「5つのGo(5G)」という方針を掲げてさまざまな活動を展開していることを説明した。
5Gは「新規顧客の開拓(Go For New Customer)」「地方都市への誘客(Go Local)」「閑散期の需要喚起(Go Low Season)」「デジタルマーケティングの強化(Go Digital)」。そして、今回のセミナーの主要テーマとなる「富裕層旅行市場の開拓(Go High)」のテーマが柱となっている。
今後は「タイらしさ」を体験可能な商品造成促進
タイ固有体験と非日常空間が融合した素材PR
※写真=セミナー開催にあわせて来日したタイ国政府観光庁のタネース・ペッスワン副総裁
※写真=都内ホテルで開催された「アメージング・タイランド・ラグジュアリー・ロードショー2019」の模様