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エアバス、累計引渡数が1万2000機に
メモリアル機はデルタのA220-200
エアバスは5月20日(カナダケベック州ミラベル)、累計引き渡し数が1万2000機に達したことを発表した。記念すべき1万2000機目の機体は、ミラベルの最終組立工場で製造したデルタ航空のA220-100型機だった。
エアバスは来週、創立50周年を迎える予定だが、このメモリアルな機体が、もともとはボンバルディアが開発したCシリーズであるA220という結果になった。これもエアバスが過去50年間で着々と力を伸ばし、ボンバルディアのCシリーズを取り込むなど、世界を代表する航空機メーカーへと駆け上がってきたことを象徴するとの見方もできそうだ。
エアバスがデルタ航空に引き渡した機体は、デルタ航空にとって12機目のA220-100型機。デルタ航空は2018年10月にA220初号機を導入し、今年2月から商業運航を開始した。デルタ航空はA220最大の顧客で、そのフリートを順次拡大。90機分の確定発注をしている。
※写真=エアバスは累計1万2000機の納入機数を達成した(提供:エアバス)