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陸自東部方面隊、JXRに合わせ海上機動訓練を実施
海自艦船にバイクを積載、迅速な部隊展開図る
陸上自衛隊東部方面総監部は5月21日、東部方面隊実動演習を報道陣に公開した。これは5月21日から25日までの間実施している「令和元年度自衛隊統合防災訓練」(JXR)に連接して実施する実動訓練となっており、21日には海上機動訓練が、25日には災害情報収集訓練や医療搬送訓練が行われることとなっている。
21日に行われた海上機動訓練では、オートバイ等を装備する初動対処部隊の先遣隊が、海上自衛隊の協力のもと、海上機動を行って部隊展開を実施して、その実効性の確認を行った。訓練はJXRと同じ想定下で行われるため、訓練想定としては首都直下地震が発生した状況下で実施。陸自からは第31普通科連隊のオートバイ2台と人員12名が、海自からは水中処分母船のYDT-03が参加し、横須賀基地で陸自の初動対処部隊を載せ、東京湾内の東扇島まで海上機動を行い、到着後は被災激甚地区までの経路偵察が行われたとのこと。
当日は大雨の中、横須賀基地まで前進してきた陸自初動対処部隊が海自艦船の隊員と素早く打ち合わせを行い、YDT-03の後部甲板に手際よくオートバイを積載、人員を乗船して東扇島に向けて速やかに出港していった。
東部方面総監部広報は今回の訓練について、陸上初動対処部隊と海自部隊との連携要領確認と対処能力向上が目的と説明。使用する海自艦船も特定の艦船を指定する訳ではなく、実際の実際の発災時にはその時に用意できる艦船を使用することになると述べた。
※写真=前進してきた陸自初動対処部隊。到着後直ちに海自部隊側と打ち合わせし、積載要領等を確認する
※写真=手際よくオートバイを吊り上げ、後部甲板に積載する
※写真=陸自隊員の乗船後、東京湾内東扇島に向け出港する水中処分母船YDT-03