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夏季国際線供給座席10.4%増、ANAシェア1位
ANA総研、LCCでソウル、バンコク、台北急増
ANA総合研究所は、日本発海外就航地別の2019年夏季スケジュール国際線航空輸送座席供給量をまとめた。それによると、国際線座席供給量は前年比10.4%増の約3673万席となり、約346万席増加した。アジア方面がLCCの拡大とともに大幅に伸び、供給量が増加した上位はソウル、バンコク、台北が独占した。
航空会社別では、ANAが約405万席(構成比11.0%)、JALが約315万席(構成比8.6%)、チャイナエアライン約150万席(構成比4.1%)の順。
海外就航地別では、TC1(南北アメリカ、ハワイ、近隣諸島)が前年比0.8%増の約399万席と微増、TC2(ヨーロッパ、中東、アフリカ、近隣諸島)は13.7%増の約281万席、TC3(中東除くアジア全域、オセアニア、近隣諸島)は11.5%増の約2993万席となり、TC1とTC2が大きく増加した。構成比はTC1が10.9%、TC2が7.6%、TC3が81.5%で、前年とほとんど変わらない。
TC1で座席供給量増加したのは5空港で、約12万3000席増え、うちホノルル5万6000席増、シアトル5万5000席増、デトロイト8000席増。減少したのは5空港で約9万2000席減り、うちバンクーバー3万2000席減、シカゴ3万1000席減、サンフランシスコ1万9000席減。
TC2では、10空港で約41.7万席増加。上位3空港はヘルシンキ8万4000席増、ウィーン7万9000席増、ミュンヘン6万2000席増。一方で、減少は1空港で、フランクフルトが約7万8000席減った。
TC3では、48空港で約339万1000席増加し、上位3空港はソウル69万席増、バンコク47万2000席増、台北23万1000席増と大幅に増加した。一方で15空港が約29万9000席減少。うちデンパサール7万9000席、サイパン4万4000席、グアム4万席それぞれ減少した。
関空116万席増、中部50万席増、福岡36万席増
羽田25万席増・成田49万席増・札幌33万席増
LCCシェア27.6%に上昇、バンコクLCC倍増
ソウルLCCも2割増、台北LCCは1割増