WING
大阪航空局、ダイヤモンドエアサービスに業務改善勧告
不適切整備や技術資料維持管理などに問題
大阪航空局は5月24日、ダイヤモンドエアサービスに対して、業務改善勧告を行った。大阪航空局によれば、整備規程に基づかない不適切な整備業務が確認されたほか、技術資料の維持管理が規程に従わずに行われていたこと、さらには整備基準が適切に改訂されていないことや作業所手順の不備なども発覚したという。
大阪航空局は昨年12月6日~7日の2日間に実施した立ち入り検査の結果、整備規程に基づかない不適切な整備業務を確認。その後、大阪航空局は類似事例の確認を同社に指示した結果、他にも不適切な事実が確認されたと報告を受けたという。報告を受けた事実を受け、今年2月13日から15日まで、再度立入検査及び報告徴収を実施した結果、同社が運航するビーチクラフト200T型について、主脚の装備品、非常脱出口標識、プロペラ及び発動機の燃料噴射系統および点火栓など整備項目において、不適切な整備を実施していた事実が認められた。