WING
米空軍「スペースフェンス」がインドの対衛星試験のデブリ検出
ロッキード製新型レーダーの試験中に発見、自動警報、軌道確定観測も
米空軍の「スペースフェンス」システムがこのほど、南マーシャル諸島クワジェリン・アトールでのロッキード・マーティン製新型宇宙監視レーダーの耐久性試験中に、インドの行った対衛星試験(破壊試験)からの崩壊フィールド(デブリクラウド)を検出した。
「MICROSAT-R」(インドの標的衛星)は手付かずの(un-cued)監視フェンスを通過すると予想されていたので、「スペースフェンス」は自動的に「分割警告」を発して、近くに複数の物体があることを示した。「スペースフェンス」は、無相関の目標としてラベル付けされたイベント交差の時間を取り巻くかなりの量の破片跡を観察した。デブリの正確な初期軌道決定を形成するために、軌道上デブリクラウド内で長アーク追跡が開始された。この情報により、システムは次の交差時間を自動的に予測して相関させることができた。
※写真=クワジェリンに設置された「スペースフェンス」システムの施設(提供:ロッキード・マーティン)