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2019.05.30

ウイングトラベル

ANA、国内線中大型機シートを刷新

10月から22年度上期、777-200と787-8で

 全日空(ANA)が今年10月から国内線の中大型機材に搭載するシートを刷新する。国内線最上位クラスであるプレミアムクラスにはサフラン社製の新シートを搭載。普通席はトヨタ紡織と共同開発したシートを搭載することにした。いずれも各座席にパーソナルモニター(プレミアム席:15インチ、普通席:11.6インチ)や電源、USBポートなど、充実した機能を備えた座席となっている。
 ANAによれば、8機の777-200型機と11機の787-8型機のシートを順次リニューアルし、2022年度上期までに入れ替える計画。この座席刷新によってANA国内線でパーソナルモニターを装備している機材は現行のA321neoに加えて、新たに777-200型機と787-8型機を加え、2022年度上期までに計41機がパーソナルモニターを搭載することになる。

 

 プレミアムクラス席、7年ぶりの刷新
 利用率高いプレミアムクラス、28席に増席

 ANAがプレミアムクラスシートを入れ替えるのは、2012年以来、およそ7年ぶりのこと。新しいプレミアムクラスシートは、リクライニングなどをタッチパネル式のシートコントロールで全電動化することにより、高齢者や身体が不自由な旅客でも使いやすいようにした。
 ANAの平子裕志社長はプレミアムクラス席の刷新にあたって、プレミアムクラス席を増やすことに言及。「より多くのお客様にご利用いただけるように、(プレミアムクラス席を)28席に増やす」ことを明かした。