ウイングトラベル
来年3月から東京−テルアビブ線を開設
エルアル航空、787-9型機で週3便運航
イスラエルのエルアル航空は5月29日、来年3月から東京(成田)−テルアビブ線を開設すると発表した。日本とイスラエルを結ぶ定期直行便の運航は初めて。新路線はボーイング787-9型機で週3便運航する計画。機材仕様はビジネスクラス32席、プレミアムエコノミー28席、エコノミークラス222席の計282席。東京−テルアビブ間は、直行便で約12時間半。
同社によると、観光とビジネスの目的地として、イスラエルからの訪日需要が近年急増しており、2018年にはイスラエルから約4万人が訪日、一方で日本からイスラエルへ約2万人が訪れており、両国の観光交流人口は約6万人に達している。
国土交通省によると、5年前の2013年には双方向で2万8000人(訪イスラエル1万4000人、訪日1万4000人)で、この5年で交流人口は2倍以上に拡大している。
エルアル航空では、東京−テルアビブ線の開設により、イスラエルからの訪日需要の拡大と日本からイスラエルへの新たな観光需要喚起を図り、さらなる路線ネットワークの拡充につなげる。
エルアル航空は直近で、テルアビブからサンフランシスコ・ニース・マンチェスターへの運航を開始し、今夏にはラスベガス、オーランド、シカゴへの直行便を運航開始する予定。
エルアル航空のミキ・ストラスバーガー副社長はは、「両国間の交流人口の増加で、2年前から日本への直行便開設の要望を受けており、直行便の開設は両国間の旅行者を増加させ、両国間の関係強化につながる」と強調している。
※写真=東京−テルアビブ線に就航するエルアル航空のボーイング787-9型機