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ノースロップ・グラマン、E-2Dの初号機を日本に納入
拡大を続ける安全保障ニーズに対応し、空中早期警戒監視及び指揮管制能力を強化
ノースロップ・グラマンは5月31日、E-2D先進型ホークアイを3月29日付で航空自衛隊に初納入したことを明らかにした。
防衛省は2014年11月、台頭する次世代の空中早期警戒ニーズに対応するため、他の機種と比較検討を行い、E-2D先進型ホークアイを選定した。
ノースロップ・グラマンのジェーン・ビショップ バイス・プレジデント兼有人空中監視プログラムのインテグレーテッド・プロダクト・チーム・リーダーは「このE-2Dの納入によって、ノースロップ・グラマンと日本との長年のパートナーシップは新たな章に入る。本機は、拡大を続ける日本の安全保障ニーズを上回る空中早期警戒監視能力を日本に提供する」と述べている。
日本はノースロップ・グラマンE-2Cホークアイを1983年から運用し、米国外では最大のE-2オペレーターとなっている。E-2Dは、他機種よりも2世代先を行くレーダー技術を駆使して遥か遠方の脅威を追尾できる。また、人道支援や災害救助といった民間の緊急ミッションにも活用可能だ。E-2Dは、安全保障に関わる地域的協力をサポートするため、次世代の航空機システムおよび米海軍、同盟軍との間の相互運用性を有している。
日本がE-2Dを長期、成功裡に運用できるよう、ノースロップ・グラマンは日本企業数社と連携し、維持整備において航空自衛隊へのサポートを継続していくとしている。
※写真=2018年12月、航空自衛隊はE-2D先進型ホークアイで飛行訓練を実施。2019年3月に最初のE-2Dが航空自衛隊に納入された。(提供:ノースロップ・グラマン)