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ソラシド、19年度中に福岡就航目指す
国際定期便は当面ペンディング、チャーターで継続検証
ソラシドエアが、今年度中に福岡空港への就航を目指す方針を固めた。ソラシドエアによれば、既に航空局に対して混雑空港である福岡空港への就航申請を行ったとのことで、今年10月末からスタートする冬ダイヤ期間中に就航することを目指す。同社が見直しを表明した現中期経営戦略によれば、九州を中心とした国内線・国際線ネットワークを拡充するべく、今後滑走路増設による発着枠拡大が見込まれる福岡空港を新たな就航地としたネットワークを構築していく方針だ。
一方、これまでチャーター便で実績を積んできた国際線については、当初計画では今年度中に国際定期便事業に参入することを目指していたが、19年度についてはチャーター便による検証を継続することを決めた。
ソラシドエアによれば、「昨今の周辺諸国の経済状況や需給バランスなどの状況を勘案した結果、(国際線定期便就航は)このタイミングではない」という結論に至ったとのこと。国際線定期便事業の開始は当面の間見送ることとし、来年度以降も、チャーター便として運航する。ただ、これまで台湾(18年度実績:台湾20便)にチャーター便を運航してきたが、九州を中心に台湾以外の国・地域へとチャーター便のネットワークを拡充することを目指す。
ドル箱の福岡へ就航で九州をより盤石に
機材、早期に次世代機へ更新を
21年度から次世代機へ
※写真=ソラシドエアが福岡空港への年度内就航を目指すことに