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ADO、767退役で新中型機を導入
新中経期間に767が4機退役、生産量維持で喫緊課題に
AIRDO(ADO)は去る5月30日、新しい中期経営戦略(2019~2023年度)を策定した。このなかで計画最終年度となる2023年度を目処に、767型機の一部退役にあわせた新機材を導入する検討を進めることに加えて、次期中型機の検討も進めていく方針だ。ADOによれば、この新計画期間中に保有する4機の767型機が退役を迎えるとのこと。同社は今秋に新たに1機の767型機を加えて、6機の767体制となる。しかしながら、そのうちの4機が退役を迎えることから、生産量の維持という観点からも、次期中型機の導入が喫緊の課題となっていた。あわせて2024年度からスタートする次期中期経営戦略期間に向けて、767クラスの次期中型機について検討を進めていく方針で、中型機フリートを「二段構え」で検討していく。
また経営の数値目標では、2019年度の営業利益12億円、経常利益7億円、当期純利益5億円という数字を、計画最終年度にあたる2023年度に営業利益19億円、経常利益16億円、当期純利益11億円に達することを目指す。
なお、ネットワークの拡大に関しては、現時点で具体的なもの盛り込んでおらず、収益性向上を目指し、生産資源の有効活用と機材の路線適合を志向。臨時便の設定や国際線を含むチャーター便の実施や路線の拡充を検討していくとするに留めた。
基幹路線の提供席数維持やスムーズな移行要件
人財戦略を重要事項に
更なる成長に不可欠
※写真=767型機がいよいよ退役を迎えるADO