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東京海上、ドローンとAIで損害調査と修理費算出
工場や倉庫などの損害調査・被害算出を効率化
東京海上日動火災保険は、イスラエルのAirobotics社と連携して、ドローンで撮影した画像を人工知能(AI)で解析することによって、自然災害などで被害を受けた建物の損害調査から修理費の算出までを行う取組みを開始する。東京海上日動火災保険によれば、主に工場や倉庫で発生した被害に対して実施することで、保険金の支払い業務を効率化することなどが狙いだ。月内にもサービスを実装するという。
近年の自然災害の大規模化や多発化などによって、個人の住宅や家屋、企業が所有・管理する工場や倉庫でも、大きな被害が発生するケースが増加してきた。
現状、企業が保有する工場や倉庫などが被災したケースでは、保険会社の査定担当者や損害鑑定人が現地で立会調査を実施し、被害の状況の調査結果、現場の写真、被害額の見積書等を元に、支払う保険金額を算定・精査し、保険金を支払っているという。