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2019.06.12

ウイングトラベル

ブーム、超音速機開発にダッソー社システム導入

JALも出資、東京−サンフランシスコ間5時間半

 ダッソー・システムズ社は、ブーム・スーパーソニックがダッソーの「3 DEXPERIENCE プラットフォーム」を導入すると発表した。これにより、ブームはマッハ2.2の超音速民間旅客機「Overture」の設計と開発を推進し、2020年代中頃の実用化をめざす。ブーム社には日本航空(JAL)とヴァージン・アトランティック航空などが出資、30機の事前予約を受けている。
 ブーム社は現在、超音速飛行の実現に向けて主要な技術を実証するため「XB-1」という2人乗りのデモ用モデルの構築を進めている。旗艦旅客機となる「Overture」は、マッハ2.2の速度で、ニューヨーク−ロンドン間を3.25時間、東京−サンフランシスコ間を5.5時間で運航する史上最速の民間旅客機となる。
 ダッソー・システムズは、今年も6月17日から23日まで開催されるパリ国際航空ショー(パリ・エアショー)に出展する。

 

※写真=ダッソー・システムズ社の 3DEXPERIENCE プラットフォームを導入して開発を進めるブーム・スーパーソニック社の超音速民間旅客機「Overture」