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アリアンスペース、米欧の通信衛星打上げ
アリアン5で20日に打上げの予定
アリアンスペースはこのほど、今年2機目となるアリアン5の打上げを6月20日に行う予定で、搭載する米AT&TのT-16衛星と欧州ユーテルサットのユーテルサット7C衛星の2機の通信衛星が揃ってギアナ宇宙センターで準備中であることを発表した。
AT&T衛星はエアバス製、ユーテルサットは米国製
AT&T T-16衛星は、エアバスディフェンス&スペース社がユーロスター3000LXハイブリッド・プラットフォームをベースにフランスで製造した。アリアン5の複数ペイロード搭載システムの上段に搭載され、先にロケットから分離される。同衛星は液体燃料ロケットと電気推進ロケットのハイブリッド方式で、静止位置を変更しながら運用ができる。カバーエリアは米本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコで、離昇時の質量は6350キログラム。