記事検索はこちらで→
2019.06.18

ウイングトラベル

スクートの新・日本支社長に比留間盛夫氏が就任

海外旅行需要喚起に直結したプロモに注力

 スクート(SCO)の日本支社長に先月就任した比留間盛夫氏が6月17日に都内でメディア懇親会を開催し、今後の日本での事業戦略について説明した。比留間支社長は消費者向けにブランド認知度の底上げや海外旅行の需要喚起に直結したプロモーションに注力していくことに加え、グループ旅行の取り込みを始めとして、旅行会社との関係強化を図っていく方針を明らかにした。また、路線戦略については「現時点で決定しているものはない」とした上で、「日本市場の需要動向や(親会社の)シンガポール航空との相乗効果を見極めながら、本社サイドにわれわれの意向を伝えていく」考えを示した。
 比留間支社長はこれまでにエバー航空やエアアジアで主に日本市場向けの営業部門を歴任。5月9日付でスクートと兄弟会社のノックスクートの日本支社長に就任した。前任の坪川成樹氏は4月末で退職した。

 

 ミレニアル世代と若年家族層需要の開拓強化
 修学旅行の取り込みなどグループ向け営業推進
 日本路線、現時点で新規就航は検討せず
 LCC間の競争激化「ある程度の過当競争は覚悟」

※写真=日本での今後の事業展開などを説明するスクートの比留間盛夫日本支社長