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2019.06.19

WING

ロッキード・マーティン、500台目のEOTSを納入

F-35用電子光学照準装置、納期遵守で機体生産に貢献

 ロッキード・マーティンは6月17日、500台目となるF-35戦闘機向けのEOTS(Electro-Optical Targeting System)を納入したと発表した。これはロッキード・マーティン ミサイルズ&ファイアコントロールが製造しているもので、予定通りまたはそれより早く納入し、機体の製造、官側要求の充足に貢献しているという。同部門では先進的なEOTS能力向上のための投資も行っていることを明らかにした。
 F-35のEOTSは世界で初めての、前方監視赤外線装置(FLIR)と赤外線捜索追尾(IRST)機能を統合したセンサであり、パイロットに正確な空対空および空対地照準を提供する。パイロットはEOTSにより、目的地域の識別、偵察の実施、レーザーおよびGPS誘導武器への正確な目標の提供が行える。

 

※写真=F-35の機首下面にあるEOTSのガラスブロック状のセンサ窓。内部にセンサが入っている(提供:ロッキード・マーティン)