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山形県沖地震、防衛省・自衛隊の初動状況
陸海空で16機の航空機が情報収集等で活動
防衛省は6月19日、6月18日22:22時頃に発生した山形県沖を震源とする地震(暫定マグニチュード6.7)に対し、19日午前2時現在の自衛隊の対応状況を発表した。
19日午前2時現在の活動部隊は、陸上自衛隊では、第6師団司令部(神町)、東北方面航空隊(霞目)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第20普通科連隊(神町)、第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第30普通科連隊(新発田)、東部方面ヘリコプター隊(立川)、第6飛行隊(神町)、自衛隊山形地方協力本部、自衛隊新潟地方協力本部が、既に保有する航空機を情報収集のために飛ばしているほか、地上からも初動対処部隊(FAST-Force)が駐屯地を出発して情報収集活動を行っているとのことだ。なお、出動している陸自航空機は、UH-1(情報伝達機)が東北方面航空隊、東部方面ヘリコプター隊から各1機の計2機、UH-1が第6飛行隊1機、第12ヘリコプタ―隊2機の計3機、OH-6は第12ヘリコプター隊の1機が活動しており、陸自全体では計6機が活動している。
海上自衛隊では、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第23航空隊(舞鶴)、第25航空隊(大湊)、新潟基地分遣隊(新潟)、舞鶴地方隊(舞鶴)、掃海艇「のとじま」が活動しており、航空機や艦船を情報収集等のために離陸もしくは出向している。なお、出動している海自航空機は、P-3Cが第2航空群(八戸)の1機、P-1が第4航空群(厚木)の1機、SH-60が第23航空隊(舞鶴)と第25航空隊(大湊)で各1機計2機となっている。また船舶も、舞鶴地方隊(舞鶴)の掃海艇「のとじま」、水中処分母船が佐渡沖に向け出港しており、海自全体では計4機が活動している。
航空自衛隊では、第3航空団(三沢)、第6航空団(小松)、秋田救難隊(秋田)、小松救難隊(小松)、第23警戒群(輪島)、第46警戒隊(佐渡)が活動。出動している空自航空機は、F-15が第6航空団(小松)の2機、F-2が第3航空団(三沢)の2機、UH-60が秋田救難隊(秋田)の1機、
U-125が小松救難隊(小松)の1機となっており、空自全体では計6機が活動している。