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エンブラエル、KLMからE195-E2を最大35機
【パリ発=伊藤学】エンブラエルは6月19日(仏現地時間)、開催中のパリエアショーにおいてKLMシティホッパーからE195-E2を最大35機受注したことを発表した。確定受注は15機で、残りの20機分は契約に付随する購入権。カタログ価格では購入権分も含めると24億8000万ドルの契約となった。
スペースジェット最大のライバルであるエンブラエルも、着々とE2の受注を重ねている。今回KLMシティホッパーから受注を獲得したE195-E2は、スペースジェットよりも大型で最大146席クラスの機体だ。スペースジェットと競合するというよりは、エアバスのA220-300などと競合する。
E195よりも2.85メートル長い。2017年3月7日にロールアウトし、同3月29日に初飛行を達成。飛行試験結果が良好で、カタログに記載されていた性能よりも高い性能を叩き出するなど、順調な開発となった。