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2019.06.20

ウイングトラベル

5月の訪日外国人旅行3.7%増と鈍化続く

韓国3カ月連続減、東南アジア、欧州に陰り

 日本政府観光局(JNTO)によると、5月の訪日外国人旅行者数は前年同月比3.7%増の277万3100人となり、5月単月で過去最高を記録したものの伸びは鈍化した状態が続いている。インバウンド市場を支える韓国は3カ月連続のマイナス、台湾は2カ月連続のマイナス。東南アジアに陰りが見えている中で、ベトナムが好調。また、米豪は二桁台の伸びを持続し、新興市場のロシアとインドも好調に推移している。1-5月累計は4.2%増の1375万3600人となり、さらに伸びは鈍化した。
 市場別では、インドが単月で過去最高を記録。また中国、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペインの14市場が5月単月で過去最高を記録した。

 

 中国13%増、台湾・香港は他方面にシフト
 シンガポール、インドネシア2カ月連続減
 タイ、フィリピン鈍化、ベトナム成長持続
 豪州・米国・カナダ、訪日順調に増加
 欧州は鈍化、新興市場のロシア急成長

 

※表=5月の訪日外客数(JNTO推計)