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エアバス・ヘリ、仏空軍よりH225M追加受注
空中給油受油機能持つ特殊部隊用途機
エアバス・ヘリコプターズは6月14日、仏国防調達庁(DGA)より仏空軍向けのH225Mヘリコプター1機の追加調達を受注したこと明らかにした。この機体は仏空軍の現有する10機のH225Mフリートとの共用性のある形態、特にこの種の軍用ヘリの本格的な運用優位性をもたらす空中給油受油能力を備えて納入される。今回受注の機体も、カゾー基地に配備され、特殊部隊空輸、戦闘捜索救難任務に使用される予定。
なお、H225Mはこれまでに180機以上を受注、97機が引き渡し済みで、現在までの総飛行時間は約11万時間に達している。世界中で軍用任務のため実戦実証済みの航空機として認識され、多才で信頼性の高いワークホースである。H225Mは11トン級スーパーピューマファミリーの一員であり、フランスを始めブラジル、メキシコ、マレーシア、インドネシア、、タイで軍の能力を向上するものとして頼りにされている。インドネシアは最近8機を追加発注した。
そのほか、クウェート、シンガポール、ハンガリーも合わせて16機のH225Mを発注している。
※写真=仏空軍のH225M。左右のドアガン射手が身を乗り出している。空中給油受油管が向かって左側胴体下に見える(提供:エアバス)