ウイングトラベル
独ザクセン州観光局、日本向けプロモ本格展開
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歴史・文化資源を中心にPR、日本人客上積みへ
ドイツ東部のザクセン州観光局のヴォルフガング・ゲルトナー海外マーケティング部長がこのほど来日。本紙とのインタビューに応じ、これまで積極的に展開してこなかった日本市場向けの観光プロモーションに力を入れていく考えを明らかにした。ザクセン州への日本人訪問者数は昨年減少する格好とはなったものの、文化や歴史、産業関連の観光資源が豊富に存在し、日本人旅行者の需要に見合っていることから、最新の観光関連情報を提供していき、日本人訪問客数の上積みを目指していきたい考えだ。
ザクセン州観光局は2000年から現在のDMOの形態として事業を展開しており、国内外向けの観光マーケティングに取り組んできた。日本市場向けの活動については、ザクセン州内にあるドレスデンやライプチヒなど個別の都市の観光局が主導して取り組みを行っていたため、州観光局としては、日本への活動について消極的だった。
しかし、今年5月に観光局の体制が一新。そうした中で「これまで活動を凍結していた日本へのセールスコールを行ってみることにした」とゲルトナー部長は今回の来日の狙いについてこのように話す。
観光施設のリニューアルや新規オープン続々
クリスマスマーケットと連動した誘致促進
2018年のザクセン州の訪問者数は前年比17.0%減の4万6931人。宿泊者数についても10.8%減の4万6931泊となるなど、マイナス基調となっている。しかし、国内旅行者、海外旅行者含めたザクセン州への宿泊総数に関しては2000万泊を超えるなど、観光への盛り上がりが増しているのが現状だ。
さらにザクセン州各地の観光施設のリニューアルが進んでおり、新たな魅力をアピールしていくため、日本を含めて各市場へのプレゼンテーションに力を入れていく。
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※写真=来日しインタビューに応じたザクセン州観光局のヴォルフガング・ゲルトナー海外マーケティング部長