WING
ボーイング、伊空軍KC-767のPBL契約2年延長
伊製F-35Bの大西洋横断支援など第5世代機支援の認証取得
ボーイングは6月21日、イタリア空軍のKC-767A空中給油機フリートに対するPBL契約を、2021年7月まで2ヵ年延長することで合意したことを明らかにした。KC-767Aは第5世代戦闘機への空中給油を認証された米国以外で最初の空中給油機(米軍はKC-767Aを採用していない)である。2019年6月13日から14日にかけてイタリア製のF-35B戦闘機のイタリアから米国サウスカロライナ州ボーフォート海兵隊航空基地までの空輸にあたっての空中給油を成功裡に支援している。
イタリア空軍は4機のKC-767Aを保有し、空中給油装備としては、2基の主翼装着空中給油ポッド、センターライン装着のホース・ドラム装置、空中給油ブーム、ブーム給油用汎用空中スライド装置などがある。その他、輸送用として人員輸送、貨物、貨客混用のコンビの3形態が利用できる。
※写真=イタリア空軍のKC-767A。同型機同士の空中給油(提供:ボーイング)