記事検索はこちらで→
2019.06.28

WING

JAL5月、国際線利用率は0.5ポ増の79.5%に

国内線利用率は3.4ポ増の69.9%に

 日本航空(JAL)は6月27日、JALグループの5月の輸送実績を発表した。国際線の平均搭乗率は前年同月比0.5ポイント増加した79.5%、国内線の利用率は5ポイント増加した73.8%となった。国際線全路線の総旅客数は、前年同月比比1.4%増加した75万6810人、需要を表すRPKは2.4%増の37億4380万9千人キロ、座席供給量を表すASKは47億828万8千座席キロと前年比1.7%増加している。
 国際線旅客数ベースでみると、ハワイ・グアム線が15.7%減と大きく減少した。同路線はASKを16.1%減らしたが、座席供給量を上回る形で需要が落ち込んだ。一方、オセアニア線ではASKを0.2%減らすも、旅客数ベースでは13.2%増と需要を伸ばすことに成功した。そのほかの路線では、特に韓国線がASKを21.3%増やしているほか、米大陸線が7.4%増、欧州線・中国線が共に5.1%増加している。旅客数は韓国線が7.6%増、米大陸線が10.6%増、欧州線が5.7%増、中国線が4.2%増となっている。また東南アジア線はASKを3%増加して旅客数は0.1%減となっている。
 各方面を利用率ベースでみると、オセアニア線が9.4ポイント増、ハワイ・グアム線が3.2ポイント増に、米大陸線が1.2ポイント増、中国線が0.2ポイント増となった。一方、そのほかの路線は利用率が減少し、欧州線が0.8ポイント減、東南アジア線が1.9ポイント減となっている。特に韓国線はASKの大幅な伸びに対して旅客数の増加が追いつかず、利用率は8.7ポイント減と大きく減少する結果となった。