ウイングトラベル
GW10連休で業況改善も7-9月期は反動でマイナス
JATA旅行市場動向調査、客数DI新たに調査
日本旅行業協会(JATA)は2019年度初となる旅行市場動向調査の結果をまとめた。それによると4〜6月期の旅行市場は海外、国内旅行ともにゴールデンウィーク(GW)10連休の効果により、大幅に業況が改善した。一方で3カ月後(7〜9月期)についてはGWの反動などもあり、低下する見込みであるとした。また、訪日旅行は4〜6月期は中国や東南アジアからの旅行者が増加したことから、4〜6月期は好調に推移した。ただ、団体・MICE関連の需要低迷の影響もあり、業況は緩やかに下降が続くとした。
なお、JATAは今年度から集計方法を一部変更。これまで、総合旅行会社、ホールセラー、インハウス、リテーラーなどとしていた旅行会社の種別について「第1種旅行業」「第2種旅行業」「第3種旅行業」と種別の内容を変更した。なお、今回の調査での回答件数は第1種が194社、第2種が49社、第3種が69社となっている。また、今回から新たに「客数DI値」を新たに採用。従来の取扱額をベースとした「総合DI」に加えて、取扱客数をベースとしたDI値を採用して、より市場実態に近い数値を算出するようにした。
海外旅行、アジア・ヨーロッパが好調に推移
客数DIはプラス14、7-9月期はマイナスに
国内旅行、4-6月は東北、北海道が好調
7-9月期DI値、マイナス14を見込む
訪日旅行、1年半ぶりにDI値が上昇
7-9月期、FIT好調も団体・MICEが伸び悩み