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ハイブリッド電動推進実証機を開発へ
ダヘール、エアバス、サフランが協力
ダヘール、エアバス、サフランの3社は、主翼に取り付ける「エコパルス」分散ハイブリッド推進システムの実証機の設計・製造について、協力することを明らかにした。2022年中の初飛行を目指す。プロジェクトではCORAC(仏民間航空研究委員会)が、DGAC(仏民間航空機関)の支援の下、ダヘールの単発軽飛行機「TBM」をベースとして実証する。このプロジェクトは航空機の環境的有効性の増進と航空旅客産業の将来需要に合致するためキックオフした。
プロジェクトでは、分散ハイブリッド推進システムはサフランが提供する。エアバスは分散ハイブリッド推進システムの空力的最適化に責任を持つことになり、高エネルギー密度の電池の適用と、航空機の動力としてのこれらの電池の使用を担当。ダヘールは「TBM」プラットフォームを使って、コンポーネントとシステムの適用、飛行試験、分析、規制当局への説明などを実行する。
※画像=「エコパルス」分散推進システム実証機の完成予想図。左右の主翼に3基ずつの電動推進機が取り付けられる(提供:エアバス)
※写真=「エコパルス」の共同開発で協力する左からダヘール、サフラン、エアバスの3社の代表(提供:エアバス)