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日ASEAN空軍種間初の第1回PAP、さらなる信頼醸成へ
大臣会合で実現、岩屋大臣は各国の参加に謝意
防衛省がASEAN各国との関係強化のため実施する「プロフェッショナル・エアマンシップ・プログラム(PAP)」は7月8日、航空の安全保障・国際シンポジウムによって幕を開けた。この取組みは、ASEAN加盟10ヵ国の空軍士官およびASEAN事務局を招いて、日本およびASEAN空軍種間の信頼醸成を促進し、インド太平洋地域で「法の支配」を維持。地域の安定に貢献するもの。来日したASEAN各国空軍士官らの表敬訪問を受けた岩屋毅防衛大臣は、参加者を歓迎し、日本の取組みに賛同し「参加者を送り出した各国に心から感謝申し上げる」と謝意を示した。
このほど開かれた第1回PAPは、去年シンガポールで開催された日ASEAN防衛担当大臣会合で、岩屋大臣が計画を発表し、実現したもの。岩屋大臣は発起人として、ASEAN全加盟国の参加を喜び、さらに「今回のプログラムは日本として、ASEANの信頼醸成に向けた動きを実践的に支援する」と述べて、関係強化に資する内容に期待感を示した。
矢田国際安全保障政策室長、地域安定へ貢献
空幕防衛調整官菅井1佐、高いレベルでプロ意識維持
※写真1=岩屋防衛大臣とPAPに参加するASEAN各国空軍士官ら
※写真2=シンポジウムであいさつを行った左から菅井1佐と国際安全保障政策室の矢田室長