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2018.05.16

ウイングトラベル

エボラブルアジア中間期、増収も営業赤字

売上原価2.8倍、販管費が4割増

 エボラブルアジアの2018年9月期の中間連結決算(17年10月〜18年3月)は、売上高は前年同期比37.5%増の34億3700万円の増収だったが、営業損失1億2700万円、経常損失1億2700万円、中間純損失1億4700万円の赤字に転落した。
 売上高は37.5%増と伸びたが、売上原価が約2.8倍に膨らみ、売上総利益は10.2%増の23億1600万円。さらに販売費および一般管理費が42.4%増の24億4400万円に膨らんだことで、営業損益は前年同期の3億8500万円の黒字から、1億2700万円の赤字に転落した。
 営業外収益は為替差益など1600万円を計上。営業外費用は上場関連費用などを計上した前年同期の約半分の1600万円にとどめ、経常損失は営業損失とほぼ同額の1億2700万円だった。
 なお、同社は今期より、国際会計基準(IFRS)を任意適用することにしたとして、IFRS基準の中間連結決算は増収増益だったとしている。同基準に基づく通期連結業績予想は修正しておらず、売上収益70億5000万円、営業利益15億円、当期利益8億8100万円を見込んでいる。