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2019.07.18

ウイングトラベル

下半期の訪日需要「大きな伸び期待も動向注視」

田端観光庁長官、海外旅行は地方発需要喚起に注力
 
 観光庁の田端浩長官は7月17日の業界紙会見で、下半期の訪日外国人旅行者数の動向について「昨年は豪雨や地震など自然災害の影響があったため、大きな伸びが期待できる。ただ、一昨年の状況も見ながら動向を判断していく必要があり、しっかりと注視していきたい」という考えを示した。また、輸出規制の影響で日韓関係の冷え込みが懸念される中で観光に関しては「現段階では影響は限定的だが、今後の状況をしっかり見ていきたい」と述べた。
 一方で上半期で1000万人目前まで迫った日本人出国者数については「上半期は順調に推移することができた。下半期は特に地方発の海外旅行需要喚起に向けた取り組みに力を入れていき、年末を待たずに2000万人を達成することができればよい」と語った。

日韓関係冷え込み「観光への影響は限定的」
上半期の消費額過去最高、引き続き対策強化

ツアーセーフティーネットの運用がスタート
旅行会社の接続拡充へ周知徹底、機能強化も

 

※写真=業界紙各社との記者会見に応じる観光庁の田端浩長官