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2019.07.22

ウイングトラベル

航空局、羽田国内線回収規模は最大25枠

定率回収・U/Lルール組合せ、再配分は地方枠に

 航空局は7月19日、羽田国内線の発着配分方法を決める「羽田発着枠配分基準検討委員会」の6回目の会合を開催し、論点整理を行った。今夏の取りまとめに向けて、検討作業はいよいよ大詰めを迎えつつある。航空会社にとって羽田路線はドル箱路線で、羽田発着枠の回収・再配分は大きな関心事。そうしたなか、今回の回収における基本的な考え方は、将来の回収・再配分を前提として2012年11月に配分した25枠の範囲内で、必要最小限の規模とする方向へと固まりつつある。
 その回収方法は、定率回収法と効率性基準回収法(Use it or Lose it:U/Lルール)を組み合わせて回収し、定率回収法では5%程度の回収率に設定して、羽田空港に就航する全6社から少なくとも1枠回収する見通しだ。ちなみに再配分においては、旺盛な訪日需要を地方に誘客することを狙い、再配分する発着枠を地方枠とすることを検討する。