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英国とスウェーデンが将来戦闘航空で協力
両国防相がMOU調印、グリペン近代化からテンペストへ
英国のペニー・ボードアント国防相とスウェーデンのピーター・ハルトクビスト国防相は7月18日、将来戦闘航空(future combat air)の共同開発の可能性を調査検討するためのMOU(了解覚書)に調印した。翌19日に公表され、英国ではRIAT(国際エアタットゥー)会場でスチュアート・アンドリュー防衛調達大臣が発表した。
スウェーデン側の発表によると合意期間は10年間で、JAS39グリペン戦闘機の将来開発を含む将来戦闘航空機能力の開発についてのより深い協力条件の分析を開始するという。英国では昨年7月にテンペスト・プログラムに象徴される将来戦闘航空戦略が公表され、パートナーを求める動きも本格化していた。約1年間の協議の結果、今回スウェーデンとの協力が合意に至ったが、MOUではその他のパートナーとの類似の調査・分析作業を妨げないとしている。
※写真=将来戦闘航空の共同調査MOUに署名する英(左)、スウェーデン国防相(提供:スウェーデン国防相)
※写真=今年のRIATに出展した英タイフーン(左)とスウェーデンのグリペン両戦闘機(提供:BAEシステムズ)