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2019.07.29

ウイングトラベル

中国の馬蜂窩、日本市場向けビジネス本格参入

日本に代理店を設置、観光業界との連携強化へ

 中国最大の旅行SNSサイトを運営する馬蜂窩(マーフェンウォー)は日本でのビジネスに本格参入する。日本国内に代理店を指名し、日本の観光施設とパートナーシップを結び、中国人旅行者にプロモーションする取り組みを展開していく。中国からの訪日旅行の形態が従来の団体旅行から個人旅行へのシフトが急速に進む中で、FIT向けの情報を豊富に提供する同社の強みを生かすことができると判断。日本企業との連携を強化し、日本の旅行関連のサービスコンテンツを拡充していくことで、送客増につなげていく方針だ。
 馬蜂窩は中国で総ダウンロード数7億6000万件、アクティブユーザー数は1億3000万人におよぶ、中国最大の旅行情報サイト。全世界で6万カ所のデスティネーションに関して、旅行者からの口コミ情報や旅行記などを紹介。また、旅行先への航空券の予約や現地での宿泊や食事、アクティビティの手配などもワンストップで可能となっている。
 サイトの利用者は中国の主要都市に在住し、一定の所得のある10〜30歳代の若年層が中心となっているのが大きな特徴となっている。

 

 中国人旅行者のFIT化受け、コンテンツを拡充
 東京五輪開催でサイト訪問者数11倍増見込む

 
※写真=日本事業の本格展開に向けたキックオフとして鏡割りを行う関係者。左から3人目が馬蜂窩のウ・タク高級副総裁