ZMP、中国ANKAIと提携、自動運転・MaaS開発

小型EVバスベースに自動運転バス提供へ

　自動化技術などを開発・提供するZMPはこのほど、中国のバス車両メーカー「ANHUI ANKAI AUTOMOBILE CO.,LTD（ANKAI）」と戦略的提携を結び、同社EVバスを輸送サービスの自動運転、MaaSサービス開発のプラットフォームとして、自動運転バスを提供すると発表した。今後ZMPは自社技術と、ANKAIのバスメーカーとしての技術・経験・知見を組みあわせ、自動運転の社会実装に向けたサービスを構築する。
　ZMPではすでにANKAI社の小型EVバスをベースとした「RoboCar Mini EV Bus」を開発。丸紅と設立した「AIRO」を通じて今年3月に、中部国際空港で制限区域内の自動走行実証実験を行ったところ。ANKAIは年間2万台のバスを生産するメーカーで、2004年からはEVバスの開発を開始した。ZMPでは、自動走行の実証実験を行うに当たって、外部から操作できるバスの開発を行うANKAIに注目して、実証実験を行うベース車として選定したという。