ターキッシュ・エアロスペース、蘭NLRと協力の議定書調印

航空宇宙研究プロジェクトの研究、試験等で協力

　ターキッシュ・エアロスペース（TA）は7月30日、オランダの王立航空宇宙研究所（NLR）と将来プロジェクトに関する協力の枠組み合意に調印したと明らかにした。双方のトップが調印した議定書の範囲内で、航空宇宙研究プロジェクトの分野での技術訓練、モデル化、シミュレーション、試験、新製造技術の協力を実現していくことになる。
　今回TAのテメル・コチル社長兼CEOが社員チームを引き連れて、オランダのNLRを技術目的で訪問した。NLRのミッシェル・ぺータースCEOが出迎え、視察・研修に同行した。この訪問で両国間の関係がステップアップしたとTAは述べている。両者は現在進行中および将来のプロジェクトについて協力範囲を拡大するため投資を目指していくという。

※写真＝NLRの巨大な風洞を視察するターキッシュ・エアロスペースの一行とNLRのCEO（提供:TA）

※写真＝議定書に調印するTAのコチルCEO（右）とNLRのぺータースCEO。卓上にはトルコの将来戦闘機の模型が置かれている（提供:TA）