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2019.08.01

WING

原田副大臣、スリランカと防衛協力・交流覚書署名

全軍種間で協力強化、空軍種間では捜索救難分野強化

 防衛省の原田憲治副大臣は、去る7月25・26日にスリランカ・コロンボを訪れ、防衛協力・交流の覚書へ署名を行った。この覚書は、スリランカと日本の海洋国家間のパートナーシップを一層強化するもの。マイトリーパーラ・シリセーナ大統領兼国防大臣の表敬訪問では、自由で開かれたインド太平洋を実現するため、インド洋シーレーンの重要な位置にあるスリランカと、日本との海洋国家間によるパートナーシップを一層強化する必要性について、認識を共有した。また原田副大臣は、コロンボ市などで4月に発生した爆発で、多数の死者と負傷者が発生したことを受け、防衛省・自衛隊を代表して、哀悼の意を示した。
 26日には、ルワン・ウィジェワルダナ国防担当国務大臣との会談および防衛協力・交流の覚書へ署名式を実施した。会談では、両国の防衛政策と、日スリランカ防衛協力・交流などを議論したとして、防衛協力・交流については、全軍種間協力を強化する認識で一致。海軍種間では、寄港時の訓練などを中心に協力する。空軍種間では、部隊間交流や捜索救難分野の能力構築支援を中心に協力する。それらに加え、新たに陸軍種間でも協力・交流を実施する可能性など幅広い議論を行った。

 

※写真1=シリセーナ大統領兼国防大臣へ表敬訪問した原田防衛副大臣(提供:防衛省)

※写真2=ウィジェワルダナ国務大臣との日スリランカ防衛協力・交流の覚書署名で握手(提供:防衛省)

※写真3=スリランカ海軍「ガジャバフ」視察の様子(提供:防衛省)