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2019.08.02

WING

Tellus、「ひまわり」の可視・赤外領域画像データ追加

 さくらインターネットは8月1日、同社が経済産業省から受託運用する日本初の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」に、気象衛星「ひまわり」の可視・赤外領域の画像データを、去る7月31日に追加したことを発表した。同社によれば、追加したデータは東南アジアを含む広域を撮影した2016年1月1日~2017月12月31日の30分間隔のアーカイブデータだという。
 さくらインターネットによると、今回追加した「ひまわり」などの気象データと人流データを組み合わせることで、例えばタクシーの需要予測を行うことができるとしている。
 「Tellus」は、さくらインターネットが経済産業省の「政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備・データ利用促進事業」を受託し、開発・運用に取り組んでいる衛星データプラットフォーム。衛星データや衛星データを扱う様々なツールの提供、アプリケーションなどの開発環境、衛星データ活用のためのトレーニングおよび衛星データコンテストなどの教育コンテンツ、そして衛星データを活用するためのドキュメントを提供するオウンドメディアといった機能を有する。さらに、「Tellus」には衛星データに加え、気象、人流などの地上データを順次搭載していることも特徴だ。