記事検索はこちらで→
2018.05.18

ウイングトラベル

食文化と港珠澳大橋をプロモーションの軸に

榊原マカオ政観日本代表「マカオは大化けする」

 マカオ政府観光局は、東京・四谷のポルトガル料理店、マヌエル四ツ谷/カーサ デ ファドで、メディア懇親会を開催し、昨年10月にマカオが「ユネスコ創造都市ネットワークの食文化部門「シティ・オブ・ガストロノミー」に認定されたことを受け、マカオ料理を紹介するとともに、日本市場での今後のプロモーションの方針を説明した。
 マカオ政観の榊原史博日本代表は、今年を「マカオ美食年」として、食文化・ガストロノミーをプロモーションの中心に据えるとともに、港珠澳大橋の開通により、「マカオは大化けする」と明言、マカオが観光でさらに大きく成長していくことを強調した。

 

橋開通で香港空港は実質「香港・マカオ空港」
マカオ空港はLCC、航空座席供給問題が解決

 次に、港珠澳大橋の開業時期について、榊原代表は、広州・珠海から始まり、マカオを通過し、中国本土の管轄地域から香港という4カ所の管轄地域に入るため、新たな法律の制定に時間を要していることを説明した。また、港珠澳大橋を含むこの高速道路が、広州・珠海の生産品を香港港から積み出す物流幹線道路となるため、産業道路としての物流システムが優先されることを指摘した。
 いずれにしても、香港国際空港に到着後、香港市街とマカオ市街の時間がほぼ同じ30分程度で結ばれることから、榊原代表は橋の開通によって「マカオは大化けする」と断言。とくに、「マカオは観光客を楽しませるように作られており、10年単位で見ると、マカオは大きな可能性を持っている」と強調した。