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2019.08.07

WING

三菱電機、新サーマルダイオード赤外線センサー発売

「だいち2」号搭載のセンサー技術活用で

 三菱電機は8月6日、サーマルダイオード赤外線センサー「MelDIR」(メルダー)を、来る11月1日に発売することを発表した。この製品は、三菱電機が設計・製造を担当した陸域観測技術衛星2号「だいち2号」に搭載したサーマルダイオード赤外線センサー技術の活用したもの。これにより、高画素化・高温度分解能化を実現することができるとしている。
 三菱電機によると、「だいち2号」に搭載したサーマルダイオード赤外線センサー技術の活用により、従来比10倍の高画素化(80×32画素)と、従来比5倍の高温度分解能化(100mK)による0.1℃単位での温度分析を行うことが可能だという。さらに、高画素化、高温度分解能化により、詳細な熱画像が取得ができ、人か物かの識別や人が歩く・走る・手を挙げるなどの行動を把握することもできる。

 

※写真=だいち2号の技術を活かしたサーマルダイオード赤外線センサー「MelDIR」(提供:三菱電機)