ウイングトラベル
ウニベルツール、破産開始決定
負債約2億円、債権者約40名も一般客被害なし
東京商工リサーチ(TSR)によると、(株)ウニベルツール(中央区銀座8-14-14、設立1971年8月23日、資本金4500万円、渡辺淳二社長)は7月31日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約40名に対して約2億円。なお、渡辺社長によると「ツアー申込者などの一般顧客はすでに同業他社への振り替えを済ませており、被害はない」としている。
ブラジルの旅行会社勤務で経験を持つ社長が1971年に設立し、当初はブラジル日系一世の里帰り訪日団の受け入れなども取り扱っていた。現在はブラジルをはじめ中南米を専門とする老舗の旅行業者として一定の知名度を有し、個人旅行のほか法人向けの渡航手配やビザ申請代行も手掛け、大手商社などとの取引実績も有していた。