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2019.08.19

WING

防衛省、ウガンダRDECで陸上自衛官22名派遣

同国工兵要員へ重機操作・整備など教育訓練

 防衛省は8月26日から11月15日まで、アフリカでの国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(The UN Project for Rapid Deployment of Enabling Capabilities:RDEC)のため、ウガンダ共和国へ陸上自衛官22名を派遣する。派遣自衛官は同期間、ウガンダ国軍工兵を対象に重機操作の教育訓練などを行う。
 この自衛官の派遣は、PKOの早期展開支援と、同活動の高質化を図るために行うもの。日本は2015(平成27)年以降、試行訓練を含め、アフリカへ計8回の重機操作教育訓練を実施。延べ142名の陸上自衛官を派遣して、アフリカ諸国の工兵要員246名へ訓練を行ってきた。この度の派遣では、藤堂康次2等陸佐以下22名がウガンダ早期展開能力センターで、ウガンダ国軍の工兵要員へ重機操作や整備などの教育訓練を実施する。
 日本政府は、2014(平成26)年9月の国連PKOハイレベル会合(第1回PKOサミット)で、重機などの装備品供与と各国要員への機材操作教育をパッケージで行っていく貢献策を表明。以降、アフリカ各地で支援を行って、PKOの円滑化に欠かせない施設および輸送分野で、国際社会から信頼を得ているところ。