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2018.05.21

ウイングトラベル

タイ国政府観光庁、福岡事務所再開へ

西日本地区のセールス強化、早ければ年内にも

 タイ国政府観光庁(TAT)のランチュアン・トーンルット東アジア局長は、本紙などとのインタビューに応じ、日本市場でのプロモーションやセールス強化を目的に2年前に閉鎖した福岡事務所を再開することを決定したことを明らかにした。早ければ年内にも開設する。日本の地方都市からタイへの送客拡大を図る上で、西日本地区の旅行会社との接点を強化するための拠点を設置することが得策であると判断した。また、昨年から観光大使として起用しているアイドルグループ「乃木坂46」について、タイへの日本人誘致において、当初想定していたものよりも大きな成果が得られたことから、契約期間を延長することを明らかにした。

 

 乃木坂46を起用したプロモーションを延長
 女性やファーストタイマーの開拓に貢献

 また、インタビューでは乃木坂46を起用したプロモーションの成果についても触れた。乃木坂46によるPRは当初、女性客の需要喚起を狙って企画されたものだ。そうしたところ女性の訪問客数に加えて「乃木坂46をきっかけとしてファーストタイマーがタイに関して興味を持ってくれ、実際に訪問するケースがでてきている」と同席したパッタラアノン・ナチェンマイTAT東京事務所長はこのように述べ、当初の想定を上回る成果が生み出されている点をアピールした。