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NAA、9月からA滑走路運用延長に伴う事前調査
カーフュー弾力的運用開始から経年変化など
成田国際空港会社(NAA)は9月1日から10月15日の期間、成田空港A滑走路の発着時間変更に伴う事前調査を実施する。これは、関係する地域住民約3700名を対象に行う調査で、2014年に離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用を開始した際に行った航空機騒音健康影響調査に続くもの。当時の調査から経年変化などを検証するため、身体的影響、感覚的影響、夜間睡眠影響などのアンケート調査を行う。
成田A滑走路の夜間飛行制限の緩和は、2019年冬ダイヤからの開始を計画する。現行の滑走路運用制限は、午前6時から23時までとなっているところだが、この緩和ではA滑走路に限り1時間延長の00時までとなる。NAAは緩和実施に当たって、近隣住居寝室の内窓設置や、機材制限の実施などを約束している。その地元との約束の中で、緩和の影響による騒音健康影響調査を行うこととした。