WING
J MaaS、野村総研と資本提携向け基本契約
野村の企画・システム開発力活かしMaaSビジネス拡大
経路検索サービスを手掛けるジョルダンの子会社のJ MaaSは8月22日、野村総合研究所と資本業務提携に向けた基本契約を締結したことを発表した。今後は野村総合研究所が保有する企画力やシステム開発などにおいて協力を深化し、MaaSビジネスの拡大を図っていく方針だ。
またジョルダンでは今後も、交通事業者やサービス事業者を中心に資本業務提携を積極的に進め、2021年にはJ MaaSのサービス基盤を活用した”日本版 MaaS”の実現を目指していく。
J MaaSは目的地までの移動手段の提供にとどまらず、移動全体をサービスととらえ、移動に関わるすべてのサービスの提供をスマートフォンで完結できるプラットフォーム「MaaS サプライヤー」を目指す。プラットフォームの構築により、鉄道、航空、バスなどの予約システムを統合したサービスの提供をするための各交通事業者のインターフェースの共有化やデマンド交通、ライドシェアなど新しい仕組みを積極的に取り入れた経路の提案、天候や混雑状況などの外部環境を加味した快適な移動の提供などを実現していきたい考え。さらには、交通事業者やサービス事業者との連携や、提携を目指すとともに、地方型MaaSのための事業化に向けた準備を行っているとしている。