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2019.09.02

ウイングトラベル

日本旅行中間決算、増収で黒字に転換

令和ブーム、GW10連休が国内・海外後押し

 日本旅行の1-6月期中間連結決算は、営業収益が前年同期比5.8%増の254億3100万円と前年の減収から増収に転じ、営業利益1億円、経常利益5億6500万円、中間利益4億5500万円となり、黒字に転換した。令和ブーム、ゴールデンウィーク10連休の効果等で、国内旅行は2年ぶりに増加、海外旅行も10連休の効果で拡大基調、訪日旅行も1-6月は各月過去最高を記録し、3部門ともプラスで推移した。
 日本旅行単体中間決算は、販売高が10.0%増の2196億6400万円、営業収益が7.8%増の218億5400万円、営業利益が3400万円、経常利益が2億1700万円、中間利益が9000万円となった。
 国内旅行の販売高は14.7%増の1363億9300万円、営業収益は7.2%増の141億1900万円となった。国内販売高の内訳をみると、赤い風船はGW10連休効果などで12.7%増の469億7000万円、団体旅行はMICEの販売強化、教育旅行の取扱拡大などで0.6%増の337億6700万円、国内単品商品は、31.7%増の536億4700万円だった。
 海外旅行の販売高は3.3%増の600億3200万円、営業収益は4.7%増の42億400万円となった。マッハ、ベストツアーの販売高は欧州の強化、ウェブ商品の拡充で、13.7%増の175億2200万円、団体旅行はインセンティブツアーや各種学校の語学研修、「日本の観光物産博2019」を台湾開催などで、3.0%増の93億5600万円、国際航空券等の単品商品は0.1%増の309億9200万円となった。
 2019年通期連結決算見通しは、営業収益522億1000万円、営業利益9億1000万円、経常利益15億9000万円、最終純利益9億8000万円を見込んでいる。