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2019.09.06

WING

外務省、スーダンの危険情報を一部引き下げ

情勢緩和で首都ハルツームなどレベル2に

 外務省は9月5日、スーダンの危険情報で、一部地域の危険レベルを引き下げた。首都ハルツームを含むハルツーム州、北コルドファン州、ポートスーダン、エリトリアとの国境地帯を除く紅海州、エリトリアとの国境地帯を除くカッサラ州、ガダーレフ州,リビアとの国境地帯を除く北部州、ナイル州,ゲジーラ州,南スーダンとの国境地帯を除くセンナール州と白ナイル州をレベル2の「不要不急の渡航は止めてください」に引き下げた。他の地域は、レベル3「渡航は止めてください(渡航中止勧告)を継続する。
 軍事政権の民政移管で対立が続くスーダンで、8月17日にアフリカ連合、エチオピアの仲介で、軍民双方が暫定政治機構の設立に合意し、国内緊張状態がある程度緩和されたことから首都ハルツームなど一部地域の危険度を引き下げた。
 ただ、外務省では、暫定的な政治機構への参加を拒んでいる政党・勢力も存在しており、引き続き情勢を注視する必要があるとしている。