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2019.09.09

WING

文科省概算要求、宇宙に1584億円、航空は40億円

H3ロケットに350億、HTV-Xは107億

 文部科学省は2020(令和2)年度概算要求で宇宙関係につき、安全保障・防災/産業振興に1006億300万円、宇宙科学のフロンティア開拓に578億4200万円の合計1584億4500万円を要求した。また、次世代航空科学技術の研究開発には40億900万円を要求している。
 個別プロジェクト別ではH3ロケットに350億9500万円、新宇宙ステーション補給機(HTV-X)に107億7400万円などとなっている。
 主要プロジェクト別の概算要求額は次の通り。
《安全保障・防災/産業振興への貢献》
▼H3ロケット=350億9500万円
▼イプシロンロケット高度化=13億9000万円
▼先進光学衛星(ALOS-3)/先進レーダ衛星(ALOS-4)=188億7200万円
▼技術試験衛星9号機(ETS-9)=39億1800万円
▼温室効果ガス・水循環観測技術衛星=10億円
▼デブリ除去技術の実証ミッションの開発=11億円
《宇宙科学のフロンティア開拓》
▼新宇宙ステーション補給機(HTV-X)=107億7400万円
▼小型月着陸実証機(SLIM)=15億200万円
▼火星衛星探査計画(MMX)=30億4600万円
▼X線分光撮像衛星(XRISM)=40億900万円

 

※画像=技術試験衛星9号(提供:JAXA)

※画像= X線分光撮像衛星(XRISM)(提供:JAXA)